2015.11.10 Web制作
発注者がホームページ制作会社・Web制作会社にコンタクトする前に考えておくべきポイント
Webプロデューサーでありながら、カラーセラピストでもあるしげっぴさんに、サイト制作、リニューアルにおける発注者が制作会社にコンタクトする前に考えておくべきポイントについて伺いました。
これまでの実績やデザインのテイスト、担当者の対応が決め手に
−日々色々な問い合わせが届いているかと思いますが、最近ではどういった内容が届くことが多いですか?
しげっぴ:ありがたいことに、様々なお問い合わせを頂戴していますが、中には「かっこいいHPをつくりたいです!」とか「全部で10ページ程度ですが、いくらかかりますか?」といった一文や数行だけのお問い合わせが届くことがあります。恐縮ながらその内容だけでは詳細がわかりませんので、こちらから改めて7点程度、質問をご用意してメール返信を行わせていただいています。
−以前にGoogleからスマホ対応への対応を呼びかける発表があり一部で話題になりましたが、やはりスマホ対応の要望は多いですか?
しげっぴ:そうですね。やはりGoogleが4月にWebサイトのスマホ対応に関する発表を行なったので、需要は増えています。ただ、一方で扱う内容や目的によっては特に作らなくてもいいケースも存在しますので、そこはお客様次第ですね。選択肢としては、スマホサイトを作らない、PCと別のコンテンツで作る、同じ内容で作る、の3パターンがあります。
−問い合わせに関して新規、リニューアルの割合は何対何くらいですか?
しげっぴ:Webサイトのリニューアルが65%、新規での作成が35%、中には「これから会社を立ち上げるので、とりあえずサイトを作りたい」というようなお問い合わせもあります。
−その後、どういった点が理由で選んで頂くことが多いですか?
しげっぴ:弊社のデザインのテイストが気に入って選んでいただいたり、担当者のメール対応や提出したドキュメントの内容が決め手となって、最終的に選ばれたというようなお声をよく頂戴します。あとはこれまでに作成したWebサイトの実績をご覧いただいて決めたという声も多いです。
実現したいゴールや目的に合わせた制作会社の選択を
−ズバリ発注側にとって、自分の会社にあった制作会社を見つけるポイントは何ですか?
しげっぴ:発注者様側がどういうサイトを作り、どういうゴール設定しているかによってポイントが変わりますね。集客を行ないたいという場合には、コンサルも事業領域に入っている制作会社や、ECサイト立ち上げたい場合には、EC専門の制作会社に頼るなどがいいでしょう。「とりあえず作りたい」というご要望だけでは貴社にマッチする制作会社を見つけるのは難しいかもしれません。
−いままでに一番大変だった案件は?
しげっぴ:過去に在籍していた会社で担当した代理店案件で、都内の某複合商業施設の多言語サイトリニューアルの案件です。4言語展開で且つ迅速かつかなり細かい対応が求められましたので、会社としては大きく成長できましたね。翻訳チーム、デザインチーム、他社も巻き込んでの一大プロジェクトでした。
−お客さんによっては値引きをしてくるクライアントもいますか?
しげっぴ:中にはいらっしゃいますが、「Webだからすぐにできるでしょ?」とか、「これくらいサービスしてほしい」と仰る方もおられますが、それではビジネスとしてWIN-WINの健全なパートナー関係にはなれないと思います。
正当な理由がある場合においては、値引きさせていただくケースもございますが、むやみやたらに値引きをするケースは極めて少ないです。その代わり、「ご予算内でできることはここまでです」ということを明示するようにしています。
社内での意思疎通・体制の整備がサイト制作の成否を分ける
−究極の2択です。お客さんのタイプとしては、「要求が極めて細かい人」がいいのか、「一からすべて任せられる人」のどちらの方がやりやすいですか?
しげっぴ:「要求が極めて細かい人」の方がやりやすいかもしれません。ただし、そこに一貫性があることは重要です。
一貫性に欠ける場合には、私共からその点をご指摘したり、方針をご提示したりしています。時にこちらの方針にご納得いただけないお客様も中にはいらっしゃいますが、そんな場合は原点に立ち返って「誰のための、何のためのサイトですか?」とお聞きします。そうしますと次第にご理解いただけるようになりますね。ご担当者様には、本当の意味でのお客様視点に立つことの重要性を常にお伝えしています。
−逆に作る側の立場として、クライアントさんに伝えたいことはありますか?
しげっぴ:まず、社内でのご意見を集約の上でお問い合わせいただくことをおすすめしています。Webサイトを活用して何をされたいのかが明確でなかったり、方向性などが決まっていない段階でのお問い合わせの場合、お見積もりもご用意しづらく、弊社がお力になれない可能性も出てきてしまいます。ヒアリングの機会が設けられる場合には、一緒に考えるケースもございます。とはいえ、制作会社に丸投げすることは避けましょう。
そして、「主従関係ではなく対等なパートナーとしてプロジェクトを一緒に成功に導きましょう」というスタンスで取り組まれるほうが、お互いに良い結果が生まれるのではないかと思います。
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