【事例付き】“プロ”が教える成功するコーポレートサイト制作に必要なもの

 

今や多くの企業であたり前のように所有されている、コーポレートサイト(企業のWebサイト)。しかし、実際に作ることを考えると必要なコンテンツや、競合との差別化を図るために工夫すべきことなど、意外と知らないことは多いもの。

そこで、今回はWebディレクターとして数々のコーポレートサイトの制作に携わられてきたかのうさんに、コーポレートサイトに関するあれこれ、聞いてきました!

コーポレートサイトに欠かせない7つの項目

−コーポレートサイトに盛り込むべきコンテンツの雛形はあるのですか?

かのう:項目でいえば、企業概要、(製造業であれば)製品紹介、サービス概要、事業内容は必須ですね。あとは、電話番号。常に即時対応では大変なので、お問い合わせフォーム、訪問者用にアクセスも必須ではないでしょうか。

ひと昔前であれば、「Google MAPを印刷して携行する」というのが通例でしたが、今ではスマートフォンなどで直接確認することができますので、Google MAPを含めたアクセスページの作成は必要ですね。あと、上場している企業様の場合は、IR情報が必要になります。

コーポレートサイトに必要なコンテンツ

  1. 企業概要
  2. 製品紹介
  3. サービス概要
  4. 事業内容
  5. 電話番号
  6. お問い合わせフォーム
  7. アクセス:Google Mapを含む

(・IR情報)※上場企業の場合は必要

今のコーポレートサイトに求められる機能

 

—コーポレートサイトにおける最近のトレンドなどありますか?

かのう:最近では、「News」「What’s New」などの部分を自社で更新したい、というご要望をうかがうケースが多い傾向にあります。

その部分の更新を外部に発注すると、反映までに時間がかかってしまいますが、即情報を発信できるよう自社で対応したい、ということですね。

—コーポレートサイトにおいて、自社の独自性はどのように引き出せばいいのでしょう?

 

かのう:独自性とは少し異なるかもしれませんが、「画像」にこだわる企業が増えている印象です。他社と同じ画像は使いたくないという差別化であったり、カメラマンを手配して本格的に撮影されたりするといったケースも多いですね。

以前と比べると、見る人によりインパクトを強く与えたいといった理由から、画像を大写しで使うサイトが増えたように感じます。なので、そういった拡大に耐えうるクオリティの画像に対するニーズが高まっている気がします。

−今後想定される傾向などは何かありますか?

かのう:今後は動画の利用が加速すると考えています。CMSの導入も、SNSの普及で自ら情報発信するということが一般的になったのと無縁で無い気がしています。動画サービスの敷居が低くなれば、動画コンテンツの導入を考える企業さんももっと増えるかもしれないですね。

ただ、専門的な知識や技術、作成にかかる時間などから動画コンテンツの導入費用も掛かりますので、動画の代わりに一部でGIFによるアニメーションを使って新しい商材などをアピールするケースもあります。

−日本と海外ではコーポレートサイトに何か違いがあるのでしょうか?

かのう:日本の企業では画像にテキストを重ねるデザインが好まれる傾向にあります。ヨーロッパなどの場合は、余白をうまく活用している例が多く見られます。中国ではにぎやかなデザインが好まれる傾向があります。

プロが選ぶお手本とも呼ぶべきコーポレートサイトはこれだ!

 

−それではズバリ、プロの目線から見たおススメのコーポレートサイトはありますか?

かのう:個人的な意見ですがKDDIさんは非常にわかりやすく使いやすいですね。対象ユーザーごとにコンテンツを色分けてしているので、再訪した際にも迷わなさそうな印象です。

−ご自身が携わったものでは?

かのう:東京大学大学院東洋文化研究所の「新しい世界史」はお客様にも満足していただきました。日本語と英語を同時に表示するレイアウトをとっているのですが、研究成果を様々な表現で発信したいという意図をお持ちでしたので、このような形を採用しています。

東京大学大学院、東洋文化研究所「新しい世界史」

(東京大学大学院、東洋文化研究所「新しい世界史」)

発注者と制作企業が噛み合って初めて良いサイトが生まれる

−お客様と関わる上で、特に大切にされていることは何でしょう?

かのう:そうですね。お客様のご要望をそのまま全て鵜呑みにするのではなく、方向性を正す必要がある場合はしっかりと意見をお伝えさせていただくことを大切にしています。

お客様の傾向として、企業内のありとあらゆる情報をWebサイトに盛り込みたがってしまいがちですが、あくまでもメインは企業内で働いている社員の方やサービスであって、問い合わせのフックくらいに考えてもらえると嬉しいです。

−発注者側の企業の規模での違いなどは?

かのう:大きい企業の場合、決裁権が誰にあるのかわからないので、8割くらい上手くいっていても、最後の部分で方向が変わってしまうことがあります。

ですので、クライアント側のどなたに決裁権があり、ご意見やご要望を握っておくというのは重要です。

 

サイト制作はお客様がご自身では作成できないからご依頼をいただき、そこに私たちのような制作会社の存在する理由があるのですが、われわれ制作会社だけでもサイト作成はできません。両者がうまく噛み合って初めてできるものだということは、常に頭に置きながら日々業務にあたっています。

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フライング・ハイ・ワークスは、東京のホームページ制作・Web制作会社・システム開発会社です。東京都及びその近郊(首都圏)を中心として、SEO対策を意識したPC及びスマホのサイトをワンソース(レスポンシブ対応)で制作します。

実績

デザイナーチームは、グラフィックデザインやイラストの制作も得意としており、著作権を意識しない素材の提供が可能です。システム・コーディングチームでは、Laravelなどを使用したスクラッチからのオリジナルシステム開発を始め、WordPressのカスタマイズを得意としております。

また、SEOやランディングページ(LP)、広告向けバナーなどを他社様でやっていた作業の引継ぎでも問題ありません。制作実績は多数ございますので、お客様に合わせたご提案が可能です。

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