2024.09.17 Web制作
ホームページの改善を7ステップで紹介|注意すべきポイントも解説
ホームページの効果を高めていきたい場合、「一度作ってしまえば後は放置でOK」というわけにはいきません。目的に応じて、適切に改善していくことが求められます。それでは、どのような改善を行えば良いのでしょうか。この記事では、ホームページ改善の進め方を7ステップで解説し、注意すべきポイントもお伝えします。
ホームページの改善を行うことで期待できること
ホームページの改善を行うことで、どのようなことが期待できるのでしょうか。
ここでは、ホームページの改善によって期待できることを3つ紹介します。
アクセス数の増加
ホームページ改善の一環としてSEO対策を行うことで、GoogleやYahoo!などでの検索結果の上位に自社のホームページが表示されやすくなるでしょう。検索順位とアクセス数には強い相関関係があり、上位に表示されるほど多くの人が訪問してくれます。
アクセス数が増えれば、それに比例して問い合わせなども増加することが期待されます。
コンバージョン率の改善
ホームページ改善の一環として、何かしらの機能をプラスしたり、ホームページ内の動線を改善したりすることで、コンバージョン率の改善が期待できます。
例えば、ホームページ内で問い合わせボタンが常に表示されるようにしたり、入力フォームの最適化(EFO)を行ったりすれば、問い合わせのハードルは下がるはずです。
※EFO(Entry Form Optimization)は、直訳すると「エントリーフォーム最適化」となります。
商品購入や資料請求を行うために個人情報を入力する登録フォームを使いやすくするために行う対策です。
ユーザビリティ(操作性)の改善
ホームページをより良いものにするために、表示速度を速くしたり、デザインを刷新したりすることは、ユーザビリティ(操作性)の改善に繋がります。
ユーザビリティが改善されれば、ホームページを訪問したユーザーも好印象を持ちます。またスマホやタブレットなど、ホームページをさまざまなデバイスに最適化する「レスポンシブ対応」も重要です。
7〜10年前に作ったままのホームページだと、レスポンシブ対応していない場合があります。最近はスマートフォンでホームページを閲覧するユーザーが非常に多いので、レスポンシブ対応は必須といって良いでしょう。
ホームページを改善する7ステップ
実際にホームページの改善を行う時、重要なのは正しい手順で進めることです。いずれかを疎かにすると、途中で停滞してしまったり、十分な成果を得られなかったりする恐れがあります。
ここでは、ホームページを改善するステップを7段階に分けて解説します。
①目的を明確にする
まず最初にやっておきたいのは、ホームページを改善する目的を明確にしておくことです。
ホームページへのアクセス数を増やして自社の商品を知ってもらいたい、資料請求の件数を倍増させたいなど、ホームページを改善する目的はさまざまです。
目的が曖昧なままだと、目標となる数値も決められず、ホームページ改善が成功したのかどうか判断することもできません。
目的をはっきりとさせ、次のステップに進みましょう。
②具体的な数値目標を設定する
次にやっておきたいのは、具体的な数値目標を設定することです。具体的な数値を設定することで、ホームページ改善の達成度合いを把握しやすくなります。
目的がアクセス数の増加なら、「月間アクセス数10万件」のような数値目標を設定する必要がありますし、資料請求の件数アップが目的なら「月の資料請求件数100件」のような目標にしましょう。
曖昧な目標にするのではなく、具体的な数字の入った目標にすることが重要です。
③現状を分析(チェック)する
ホームページを改善するためには、現状を丁寧に分析し、ホームページが抱える課題を把握することが重要です。
既存のホームページの問題点が明確になっていないと、どのように改善していけば良いのかが分かりません。正確な現状分析を行わずにホームページの改善を進めても、十分な成果をあげることは難しいでしょう。
現状を細かく分析することによって、目的・目標を達成するには何が足りないのかも見えてくるはずです。
なにをどのように分析するかについては、ホームページ改善のチェックポイントで詳しく解説します。
④改善策を考える
現状の分析が完了したら、目的・目標を達成するための具体的なホームページ改善策を考えましょう。
現状の分析をもとに洗い出した問題点の解決策を考えます。「これは本当に改善すべきなのか」と悩んでしまうかも知れませんが、少しでも気になる箇所があれば、いったん全て洗い出し、どのように改善するのか考えます。
本当に改善すべきなのかは、次のステップでしっかりと検討しましょう。
⑤優先順位をつける
改善策が全て出揃ったら、優先順位をつけていきます。ホームページの改善には基本的に予算の上限がありますから、全ての改善策を実行できるとは限りません。
優先順位が低い改善策は、次に回します。
どのような基準で優先順位をつけるかは、目標に対するインパクトの大きさや、開発の難易度を基準にすると良いでしょう。
例えば、見込み顧客からのアクセス数増加を目的にしているのであれば、検索順位を上げるためのSEO対策の優先順位は高くなります。逆に、ホームページ内の採用情報リニューアルなどの優先順位はそれほど高くならないでしょう。
⑥実行に移す
優先順位をつけることができたら、いよいよホームページ改善を実行に移します。ここでポイントになるのは、先延ばしせずに、すぐに実行することです。
「来月のミーティングで話し合ってからスタートしよう」などと考えるかも知れませんが、ずるずると先延ばしになってしまう恐れがあります。
優先順位をつけたら、すぐにホームページ改善のスケジュールを組み、役割分担を明確にしておきましょう。
ホームページの改善をスムーズに進めるには、具体的なプランを策定することが重要です。
⑦効果を検証する
ホームページの改善を実行したら、どの程度目的・目標が達成できたのかを検証する必要があります。事前に設定した定量的な目標をもとに検証してみましょう。
ここでしっかりと検証することにより、今回のホームページ改善の良かった点や残課題が明確になるため、次回以降のホームページ改善に活かすことができます。
もしも十分な成果をあげられなかったとしても、その経験を今後のホームページ改善に活かすことができれば、決して無駄にはなりません。
ホームページ改善のチェックポイント
ホームページを改善するために、既存のホームページを分析(チェック)する事が重要だと述べました。それでは、具体的にどこをチェックすれば良いのでしょうか。ここでは、ホームページ改善のチェックポイントを紹介します。
ユーザーはどこから流入しているか
ホームページ改善を行うためにマストでやっておきたいのが、ユーザーがどこからホームページに流入しているかをチェックすることです。
どこからの流入が多いのかは、ホームページによって大きく異なります。
主な流入経路としては、以下の5つが挙げられます。
- Googleなどの検索エンジン
- SNS
- 外部のメディア
- DM(ダイレクトメール)
- チラシやカードに記載したURL
どこからの流入が多いかによって、とるべき改善策は変わってきます。
ユーザーがどこから入ってきているかは、Googleアナリティクスなどのツールを使えば把握することができます。
直帰率や離脱率が高いページがあるか
直帰率や離脱率の高いページがあるかどうかも重要です。
直帰率は、最初に訪問したページから一度も他のページに移らずに離脱した人の割合。 離脱率は、各ページから次のページに遷移せずに離脱した人の割合です。
直帰率は業種やジャンルによって大きく異なります。例えば、複数のページを見て情報を収集する必要がある金融業界のホームページは直帰率が低くなる傾向にあります。その一方、メニューや営業時間をすぐにチェックできる飲食業界のホームページは直帰率が高くなりがちです。
自社のホームページの直帰率が高いかどうか判断するには、業種やジャンルなどを考慮しましょう。
使いにくいホームページになっていないか
ホームページが使いにくければ、ユーザーの再訪を妨げる恐れがあります。ホームページのUIやUXをチェックし、使い勝手に問題がないか確認しましょう。
UIは「User Interface(ユーザインターフェイス)」の略で、 ホームページのデザインやレイアウト、文字のフォントやボタンの操作性などが含まれます。UXは「User Experience(ユーザエクスペリエンス)」の略で、ホームページを利用した時のユーザー体験を指します。例えば、入力フォームが見やすくて使いやすいと感じるならば、UXが高いといえます。
自社のホームページでユーザーテストを行い、以下のような問題点がないか確認しましょう。
- ストレスなくホームページが利用できるか
- ホームページの内容は分かりやすいか
- ボタンの操作性に問題はないか
- 情報の見せ方や分量は適切か
- 足りない情報はないか
- ホームページの目的に沿ったデザインになっているか
- デザインが情報の収集を妨げていないか
「このホームページ、使いやすい」と感じたユーザーは好印象を持ちますから、再訪にも繋がりやすくなります。
競合と比較して、不足している情報はないか
自社の競合サイトと比較し、不足している情報はないかどうかチェックすることも重要です。
競合となるホームページがあれば、ユーザーが競合のページも見ている可能性があります。ユーザーはより情報量が多く、快適に使えるホームページを支持するでしょう。ユーザーに好印象を持たれるためにも、商品やサービスについての情報が十分にあるかどうか、ストレスなく使えるかどうか、定期的に更新されているかどうかをチェックしましょう。
競合となるホームページを見ながら、情報量、使い勝手、デザインなどの面で自社ホームページが劣っていないか確認することが重要です。
ユーザーがクリックしたくなるタイトルか
ホームページのタイトルがユーザーがクリックしたくなるようなものになっているか検討しましょう。
検索結果からユーザーの目に最初に飛び込んでくるのはホームページのタイトルです。魅力的なタイトルでなければ、検索上位に表示されていてもクリックされない可能性があります。
タイトルは単なるキーワードの羅列ではありません。ユーザーの目を引きつけ、読み進めたくなるような言葉を入れましょう。
タイトルが長くなりすぎると、全ての文字が表示されなくなるので注意が必要です。検索エンジンで表示されるタイトルの文字数は、32文字から40文字程度が上限となっています。
ホームページの改善を制作会社に依頼するときの注意点
ホームページの改善は、決して自社のリソースだけで対応しなければいけないものではありません。外部の制作会社に依頼方法もあります。
ここでは、ホームページの改善を制作会社に依頼するときの注意点を解説します。
類似した実績があるか
ホームページの改善を行える制作会社は複数あるので、どこに頼めば良いか分からなくなるかも知れません。
重要なのは、類似した実績があるかどうかです。制作実績を確認し、自社と同じ業種のホームページの制作や改善を手がけた実績があるかチェックすることをおすすめします。類似した実績があれば、その時に蓄積された経験やノウハウを活かしてもらえるでしょう。
実績を公開している会社も多いですし、その会社の営業に確認すれば教えてくれるはずです。
費用は適切か
ホームページの改善を制作会社に依頼するときに気になるのは費用です。どのような改善を行うのかにもよりますが、300万円以上の費用が必要になる場合もあります。
そのため、制作会社が提示したホームページ改善の費用が本当に適切かどうか慎重に判断することが重要です。相場を調べてみても良いですし、複数の会社から相見積もりをとるという方法もあります。
制作会社の規模や実績、ホームページ改善の内容と金額が見合っているかを考えましょう。
改善後のサポートはあるか
ホームページを改善したあとのサポートについて、契約前に必ず確認するようにしましょう。
一回で完璧に改善されるのがいちばんですが、ホームページの改善が必ず上手くいくとは限りません。改善したあとに修正が必要になる場合もあります。改善後のサポート、保守運用サービスを軽視することはできません。
保守運用費用内での更新作業のボリューム、追加料金はいくらなのかといったことを契約を締結する前に確認しておきましょう。
まとめ
この記事では、ホームページの改善について解説しました。
やるべきことを事前に整理し、正しい手順で実行すれば、ホームページを改善することは決して難しくありません。
しかし、より大きな成果を期待するのであれば、プロに依頼することを検討してみましょう。
フライング・ハイ・ワークスは、これまでにさまざまなホームページの改善を手がけてきました。豊富な実績がありますから、お客様に合わせたご提案が可能です。
ホームページの改善でお悩みの際は、豊富な実績とノウハウを持つフライング・ハイ・ワークスへ、ぜひお問い合わせください。
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