効果的なSEO対策とは?上位表示させるポイントを解説

 

SEO(Search Engine Optimization)対策とは、自社のページを検索エンジンの検索結果に上位表示させ、流入を増やすために実施する取り組みを指します。SEOは常にアップデートされているため、自社のWebサイトにSEO対策を実施すべきと考えるWeb担当者の方は、最新の評価方法を知っておく必要があります。この記事では効果的なSEO対策の方法やページを上位表示させるためのポイントも紹介します。

「SEO対策は意味ない」は間違い

「SEO対策は意味がない」といわれるケースもありますが、それは誤りです。

SEO対策に対するよくある誤解は、結果がすぐに出ると勘違いしていたり、施策内容を正しく理解していない場合がほとんどです。

SEO対策はすぐに効果が出ることは珍しく、成果が出るまでに一定の時間を必要とします。およそ半年から1年ほどの期間を経て効果が出る場合も珍しくありません。

正しいSEO対策を行えば、効果が出る可能性は十分にあるといえるでしょう。しかし、10年くらい前に推奨された方法で、現在はNGとされているSEO対策などもあるため、実施してしまわないように注意する必要があります。

SEO対策について正しく理解したうえで、自社のサイトに適した施策を行っていきましょう。

効果を出すために知っておきたいSEOの仕組み

ここでは、SEO対策で効果を出すために知っておきたいSEOの基本的な仕組みについて解説します。

仕組み①クローラー

クローラーとはWebサイトの情報を収集するために巡回しているプログラムを指します。

Googleなどの検索エンジンは、クローラーが取得したWebサイトの情報を解析し、データベースに保存します。Googleから高い評価を得て上位表示されるためには、クローラーに情報を収集してもらわないことには始まりません。

SEOにおいて重要なのは、クローラーから見て分かりやすく、情報を取得しやすいWebサイトを作ることだといえるでしょう。

仕組み②インデックス

インデックスとはクローラーが収集したWebサイトの情報を、Googleなどの検索エンジンのデータベースに登録することです。

データベースに登録されたWebサイトの中から、検索キーワードとの関連度が高いページから上位に表示されます。Webサイトがインデックスされない限り、検索エンジンの検索結果上には表示されません。

仕組み③検索アルゴリズム

検索アルゴリズムとはGoogleなどの検索エンジンがWebサイトの重要性や専門性、検索キーワードとの関連性を評価し、検索結果の表示順位を決めるプログラムのことを指します。

検索アルゴリズムの評価基準はブラックボックスとなっているものの、Googleによって重要な要素は公表されています。

評価基準に関する重要な要素とは、主に以下の3点です。

  • コンテンツの関連性
  • コンテンツの品質
  • ユーザービリティ

上位表示されるためには、自社のWebサイトが上記3点をしっかりと満たしているかどうかが重要です。

「コンテンツの関連性」に関しては、ユーザーが検索したキーワードと、Webサイト内のコンテンツとの関連性の高さが重視されます。

「コンテンツの品質」は、関連性の高いページの中で、最もユーザーの役立つものが選ばれます。その際に使われる判断基準が「E-E-A-T」と呼ばれるものです。

E-E-A-Tとは、Experience(経験・体験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、 Trustworthiness(信頼性)の4つの頭文字を取った造語です。Googleの検索品質ガイドラインで定められている評価基準なので、これを無視することはできません。

「ユーザビリティ」というのは、ユーザーにとっての扱いやすさを意味します。ここでは、Webサイトを閲覧する際の使いやすさが該当します。

SEO対策のメリット・デメリット

SEO対策にはそれぞれメリットとデメリットが存在します。メリット・デメリットを正しく把握すれば、自社のWebサイトにSEO対策を施すかの決断を後押しするでしょう。ここでは、SEO対策のメリットとデメリットについて解説します。

SEO対策のメリット

SEO対策のメリットとしては「安定した集客効果」「顕在層と潜在層へのアプローチ」の2点が挙げられます。

安定した集客効果

適切なSEO対策を行えば、中長期的に安定した集客が可能になります。

検索ボリュームのあるキーワードでページが上位表示されれば、検索による流入が大幅に増加することが期待されます。

また、SEO対策を続けることでサイト評価が上がるため、他のキーワードも上位表示されやすくなります。多くのキーワードが上位表示されると、より多くのユーザーが流入するため、結果的にCV(※コンバージョン)の数も増加することが期待できるでしょう。

※コンバージョンとは、SEO対策において、ユーザーが自社で設定した目標を達成することを指します。多くの場合、商品・サービスの購入や資料請求、お問い合わせなどがコンバージョンに設定されます。

顕在層と潜在層へのアプローチ

SEO対策を適切に行うことによって、CV(コンバージョン)見込みの高い顕在層のユーザーだけではなく、潜在的なニーズのあるユーザーへのアプローチも可能となります。潜在的なユーザーがどのようなキーワードで検索しているかを把握すれば、そのキーワードを使って良質なコンテンツを作成し、アプローチすることができるからです。

「ユーザーが調べたい内容」にマッチした良質なコンテンツを作成し、具体的な解決策や適切な商品を紹介することもSEO対策の一つだといえます。

SEO対策のデメリット

SEO対策のデメリットとしては「成果がすぐに出るわけではない」「コアアップデートで順位が下がる恐れ」の2点が挙げられます。

成果がすぐに出るわけではない

SEO対策は効果が出るまで時間がかかるという特徴があります。例えば、新規にドメインを取得したばかりのWebサイトを公開した場合、クローラーが サイトを認識するまでに時間がかかってしまいます。

検索順位を決める重要な要素として、検索エンジンからの信頼度を数値化したものである「ドメインパワー」というものがあり、既存のWebサイトのドメインパワーを高めるのもSEO対策のひとつです。

しかし、ページ上位表示させるためにドメインパワーを高めようとしても、サイトのドメインパワーを高めるには一定の時間を要するため、決してすぐにできるわけではありません。

コアアップデートで順位が下がる恐れ

Googleが行うコアアップデートによって、これまで上位表示されていたページの順位が下がってしまうことは珍しくありません。コアアップデートというのは、Googleが検索アルゴリズムを大きく変更することです。

一度上位表示されたからといって、ずっとそのポジションを確保できるわけではないのがSEOの難しいところです。SEO対策において「これさえやっておけばずっと上位に表示される」ということはあり得ません。

もしもコアアップデートで順位が下がってしまったら、既存コンテンツをリライトするなどの工夫が求められる場合があります。

効果的なSEO外部対策

SEO対策は、外部対策と内部対策の2つに大別することができます。ここでは、SEO外部対策について解説します。

外部対策とは、被リンクの獲得などによって検索エンジンからの評価を高め、検索上位を狙う取り組みを指します。数ある外部対策の中からいくつか紹介していきます。

良質なコンテンツの作成

Webサイトに掲載する良質なコンテンツを作成することは、SEO外部対策の基本です。

良質なコンテンツを作成するためには、ユーザーが求めている情報を網羅的に掲載することが重要です。ユーザーが求める情報とずれた内容を掲載したコンテンツは、検索エンジンから評価されません。

サイト運営に携わる中で実際に感じることですが、地道にコンテンツを充実させているWebサイトは着実にSEOの効果が現れています。

SNSとの連携

自社のWebサイトをSNSと連携させることもSEO外部対策となります。

SNSを活用することによって、自然な形で被リンクを増やし、サイテーションを獲得することが可能になります。サイテーションというのは、自社以外のWebサイトやSNSなどに引用され、企業名やサイト名などが掲載されることを指します。

WebサイトにあるコンテンツがSNSでシェアされて拡散されれば、結果として外部サイトから被リンクを得たり、言及されたりする機会が増えるでしょう。

効果的なSEO内部対策

SEO内部対策とは、自社のWebサイト内のコンテンツを対象にして行う施策のことを指します。対策は無数にあり、対策方法も年々アップデートされています。今回は、その中からいくつか紹介していきます。

タイトルや見出しにキーワードを盛り込む

ユーザーが検索するキーワードをタイトルや見出し、コンテンツの本文に盛り込むことはSEO内部対策の基本だといえます。

例えば、この記事では「SEO対策」というキーワードをタイトルや見出し、本文に盛り込んでいます。ユーザーが読んで不自然に感じない程度に、コンテンツにキーワードを盛り込んでいきましょう。

キーワードプランナーなどのツールを適切に使用することによって、盛り込むべきキーワードが見えてくるようになります。

TDHタグの調整

SEO内部対策の一環として、TDHタグの調整が行われることがあります。TDHタグとは、タイトル(title)、ディスクリプション(description)、見出し(headline)などのタグのことを指します。

TDHタグを調整する際に意識しておきたいのは、Googleなどの検索エンジンに正しく理解してもらえるようなタグをつけることです。

例えば、タイトル(title)タグや見出し(headline)タグには、そのページで上位表示を狙いたいキーワードを入れることが重要です。

内部リンクの設置

上位表示させたいページに対して内部リンクを設置することは、有効なSEO内部対策です。内部リンクは他ページへの導線としての役割を果たすだけではなく「内部リンク先のページは重要なページである」というシグナルを検索エンジンに伝えることになります。

また、内部リンクがあることによって、クローラーがWebサイトの構造を把握するための手助けになり、ユーザーの回遊性向上にも繋がります。

パンくずリストの設置

内部リンクを並べた「パンくずリスト」を設置するのも、有効なSEO内部対策であるといえるでしょう。パンくずリストは、ユーザーが現在Webサイト内のどこにいるかを伝え、前のページや階層に戻れるようにする役割を果たしています。

Googleもパンくずリストの使用を推奨していることからも、その重要性は明らかです。

SEO対策時にペナルティを受けないためには?

SEO対策を行う際に重要なのは、Googleからペナルティを課される行為をしないように注意することです。

内容が重複したコンテンツを作成したり、不正なプログラムなどを使ってコンテンツを生成したりすると、ペナルティが課される場合があります。また、ペナルティの対象になるのは、悪質な行為だけではありません。意図せずに行ってしまった場合であっても、ペナルティが課せられる可能性があります。

Googleから悪質であると見なされれば、ページが検索結果に表示されなくなる恐れもあります。ペナルティが不安な場合、SEOに関する豊富な知識や実績を持つ外部の会社に依頼するという選択肢も視野に入れておくと良いでしょう。

まとめ

この記事では、効果的なSEO対策やページを上位表示させるポイントについて解説しました。SEO対策を行うには時間と手間がかかります。せっかく対策するのであれば、効果的な方法を選びたいものです。

もちろん、自社でSEO対策を行うのではなく、外部の会社に依頼しても良いでしょう。SEOに関する豊富な知識や実績を持つ外部の会社に依頼すれば、Googleからペナルティを課せられるリスクも低くなります。

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