ホームページ制作・Web制作のSEO - 構造化データとは?(超初心者向け)

 

こんにちは。コーダーのTです。

数年前から構造化データという言葉をよく耳にするようになりました。

しかし、聞いたことはあるけどどういうものなのかはよくわからない、という方もまだ多いのではないでしょうか。

ここでは、構造化データとは一体何なのかということをとても簡単にまとめました。

なお、書き方などの技術的な話は一切しません。聞いたことはある程度の方向けの記事となっています。

Google検索について

さて、構造化データの話の前に、少しGoogle検索について触れたいと思います。

近年、ユーザーが検索するデバイスや環境は進化を続けています。簡単な調べ物はスマホですぐに出来てしまいます。

私も以前は家での検索はパソコンを使っていましたが、今ではパソコンを起動するのが面倒でスマホで検索するようになりました。

日常生活においてモバイルデバイスは欠かせないものになりました。

そういった変化に合わせてGoogle検索も日々進化を続けています。

その進化の中の一つに、Google検索に新しく導入されたリッチリザルトというものがあります。

リッチリザルトとは?

“Google 検索に新しく導入されたリッチリザルトは、デスクトップ以外のデバイスを使用するユーザーをサポートします。予約したり、会社のカスタマー サービスに電話をかけたり、スーパーマーケットで完璧なチョコレート ケーキのレシピを調べたりできます。

また、Google 検索では構造化された検索エクスペリエンスを提供し、ユーザーのさまざまな検索意向(検索のタイプ)に対応しています。こうした対応は、リスト検索に対する結果リストの提供や、特定のエンティティ検索に対するまとまった情報の提供など、多岐に及んでいます。

こうしたエクスペリエンスをすべて実現するための最新のビジュアル インターフェースがリッチリザルトです。リッチリザルトとは、さまざまな端末や画面サイズで適切にレンダリングできる方法で拡張された検索結果を表示することができる、単一のアイテムまたはアイテムのリスト用のレイアウトです。”

出典:https://developers.google.com/search/docs/guides/

リッチリザルトとは、視覚的な機能や操作機能が追加された、Google検索結果です。以前は「リッチカード」または「リッチスニペット」として知られていました。

Google検索をすると、検索結果がスニペットで表示されますが、そのスニペットの情報が多いほどユーザーは検索との関連性が高いページかどうかを判断しやすくなります。

通常のスニペットは、青色リンクとディスクリプションのみが表示されますが、画像や住所や評価等より多くの情報が表示されているものがリッチリザルトと言われるものです。

リッチリザルトで表示されるコンテンツは数種類ありますが、こちらのページにまとめられています。

構造化データとは?

さて、いよいよ本題の構造化データとは何なのかということですが、

Googleはこのように説明しています。

“Google 検索では、ページのコンテンツをできる限り理解しようとします。ページに構造化データを含めて、ページの意味について明白な手がかりを Google に伝えると、理解の助けになります。構造化データとは、ページに関する情報を提供し、ページ コンテンツ(たとえばレシピのページでは、原材料、加熱時間と加熱温度、カロリーなど)を分類するための標準化されたデータ形式です。”

出典:https://developers.google.com/search/docs/guides/intro-structured-data

普段クローラーと呼ばれるロボットがインターネット上のWebサイトの情報を収集して回っていますが、人間だったら容易に理解できる内容でも、ロボットにとっては理解できなかったり、間違って理解してしまう場合があります。

例えば、アップルパイのレシピのページでこのように書いてあったとします。

アップルパイ

砂糖/りんご/小麦粉

1.りんごを切る・・・

人間であれば「アップルパイ」は料理名で「砂糖/りんご/小麦粉」は材料で「1.りんごを切る・・・」は作り方が書いてあるということが見ればわかると思います。しかし、ロボットには正しく理解できないかもしれません。

なので、

アップルパイ(料理名)

砂糖/りんご/小麦粉(材料)

1.りんごを切る・・・(作り方)

このようにそれぞれにラベルを付けてあげるとします。そうすればロボットでもきちんと理解が出来るようになります。

このようなラベル付されたデータのことを構造化データといいます。

“Google 検索は、構造化データを利用して検索結果の特別な機能や拡張機能を有効にします。たとえば、有効な構造化データを含むレシピページでは、検索結果を画像付きで表示できます。

構造化データによってレシピの各要素がラベル付けされるため、ユーザーは原材料、カロリー数、加熱時間などでレシピを検索できます。”

出典:https://developers.google.com/search/docs/guides/intro-structured-data

つまり、Google検索は、リッチリザルトを表示するために構造化データを利用しているということです。

構造化データがあると

ページに構造化データを含めていた場合、

  • Googleがページコンテンツを詳細に理解できるようになる。
  • リッチリザルトのような特別な検索結果を表示することが出来るようになる。

ということです。

検索結果がリッチリザルトで表示されていれば、多くの情報が得られ、より自分の検索とマッチしたページを見つけやすくなります。

通常のスニペットよりも、画像も表示され視覚的な情報の多いリッチスニペットの方がクリックしやすくなるでしょう。

しかしながら、構造化データを含めていたとしても絶対にリッチリザルトが表示されるというわけではありません。

リッチリザルトに対応していない構造化データの場合や、Googleが通常のスニペットの方が最適であると判断した場合、ガイドラインに準拠していない場合等、正しくマークアップしていたとしても表示されない場合もあります。

まとめ

  • 構造化データはロボットがページを理解する手助けになる。
  • 構造化データがあると、検索結果がリッチリザルトで表示され、検索結果を目立たせることで、ターゲットとするユーザーからのページアクセスを増やすことが可能。
  • 探しものが画像ですぐ見つかるため、ターゲットユーザーをより確実にサイトに誘導できる。

いかかでしたでしょうか。

構造化データがどんなものかなんとなくでもわかっていただけたら幸いです。

実際どういう風に書くものかを知りたい方は、構造化データ マークアップ支援ツールというものが用意されているので、一度そちらを試してみるのもいいと思います。

構造化データ マークアップ支援ツール

 

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