【プロはここを見る】オウンドメディアやブログでも気になる「回遊率」を高める5つの視点

 

プランニングチームのディレクターとして、訪問先でのヒアリングから、社内の調整、進行管理を担う伊藤さん。現在注目度が高まっているオウンドメディアやブログの運営でも耳にする「回遊率」について、一から学んで来ました。

 

日々重要度が増す「スマホ対応」

 

—伊藤さんはWebディレクターとしてお客さんと打ち合わせをされる機会も多いかと思いますが、Webサイトのリニューアル時などよく確認されるデータとしては何がありますか?

 

伊藤:「PCとモバイルの割合」や「離脱率の高いページ」などは必ずチェックしますね。

 

−例えば、「PCとモバイルの割合」でいうと、スマホ用のページが不要といった例はあるのでしょうか?

 

伊藤:業種によるかと思います。若い年齢層のユーザーの閲覧が多いサイトでは必ず作るべきだと考えています。

 

例えば、フットサルコートの貸し出しを行っているサイトなどでは、スマホからの予約が圧倒的に多いようですし、最近では若い年齢層の方の場合、家にPCを持ってないことも多いと聞きます。

 

逆にBtoBの取引が主な企業様のコーポレートサイトなど、モバイルからのアクセスがほとんどないと予想される場合には、スマホ用のページは必要ないかもしれません。ただ、サイト全体を通してモバイルからのアクセスは増加傾向にありますので、今後は必要になってくると思います。

 

回遊率を高めるために必要な5つの視点

−サイトの改善のためには着目すべき様々な指標があるかと思いますが、その中でも「回遊率」という言葉をよく耳にします。「回遊率」とはそもそもどういった数値なのですか?

 

伊藤:回遊とはサイトを訪れた訪問者が、そのサイト内の各ページをどれ位見て回ったかという判断指標になります。1ページ見てそのまま帰ってしまう事を「直帰」といいます。つまり直帰が高い状態だと、回遊率が低い状態となっており、あまりいい状況ではないということです。

 

−実際にはどういった施策を行って、回遊率を改善させていくのですか?

 

伊藤:重要な視点としては5点ほどあると考えています。

 

  1. コンテンツを充実させること
  2. どこに何があるのかわかりやすいデザイン
  3. ユーザーの導線を意識したサイトの構成
  4. 行き止まりを作らないこと
  5. オーソドックスをはずさない

 

その中でも最も重要なのは、サイト内の「コンテンツを充実させること」ですね。一つのコンテンツを見終わったときに、内容が面白くなかったり、その他のコンテンツの量が少なかったりすると、すぐに離脱に繋がってしまいます。そのため離脱率を高めるにはコンテンツの質と量を充実させることが大前提です。

 

あとは「デザイン」と「導線」ですね。「どこに何があんねん!」という気持ちにさせるデザインや、導線がきちんと考えられていないサイトであったら、自然と他のサイトに流れてしまいますよね。

 

併せて「行き止まりを作らないこと」も大切です。サイト内に行き止まりがあるとユーザーはそこで離脱してしまう可能性が高まります。対処法としては、ページの終わりに関連ページへのリンクを貼ることなどで他のページへ誘導することが大切です。ブログページですと、記事同士をリンクでつなげると回遊率の上昇が期待できます。

 

それ以外で重要なのは、「オーソドックスをはずさない」という考え方です。例えば、左上のロゴを押したらトップページに戻るなど、暗黙のルールのようなものがあったりします。ユーザビリティが悪く、ストレスを感じると、ユーザーはすぐ他のサイトにいっちゃいますからね。

 

回遊率を高めるためには、記事を分割することも・・・

−回遊率を高めるという観点で、参考になるようなサイトはありますか?

 

伊藤:まさにオウンドメディアとかニュースサイト、あとはamazonとかですよね。All Aboutはあえて回遊させるために、ページを意図的に複数のページに分けたりしていますよね。ただ、記事を全部読むまでにはページを移動しないといけない手間が生まれてしまうため、こういった施策にはプラスとマイナスの側面があります。

 

またサイトを作る前の検討も重要ですが、作った後も同じく重要です。アクセス解析などのデータを分析することで見えてくるものもあります。

 

離脱が減れば必然的に回遊は増えますので、どこのページで離脱率が高いのかを分析し、改善することが大切です。特に直帰率が高い場合には注意が必要です。

 

少しの気遣いで生じる、問い合わせフォームにおけるコンバージョン率の差

伊藤:回遊率という観点からは少しそれるかもしれませんが、回遊率を高めるということは離脱を減らすということに繋がります。離脱を減らすということは、ゴールまでたどり着かせるということですので、コンバージョン率とも関係性が深いです。

 

そこで注目したいのが、コンバージョンの一歩手前であるフォームでの離脱についてです。

 

フォームでは、入力する人がなるべくストレスを感じないように面倒なことを極力省き、かつ入力で迷わないようにわかりやすくしてあげることが大切です。例えば、郵便番号を入力すると自動的に住所が入るとか、数字の欄には数字しか入力できないように設定しておくといった対応が考えられます。また、ハイフンを付けるのか付けないのか迷わないようにしてあげることも重要ですね。あとは注釈で説明文を記載しておくことなどが考えられます。

 

—このあたり修正するとコンバージョン率はかなり変わってきますか?

 

伊藤:コンバージョンまであと一歩なのにフォームの記入のしにくさで離脱してしまうのは本当にもったいないです。ゴール直前ということもあり、フォームの離脱率を改善するとコンバージョン率に直結してきますので、回遊率と併せてこちらにも気をつけるべきですね。

 

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