サイトリニューアルを成功させるSEOのポイントとは?外注するメリットも解説

 

会社のWebサイトは、いちど作成すればそのまま放置して良いようなものではありません。例えば、検索順位が低下すれば、SEOの観点からリニューアルを検討するべきでしょう。

この記事では、リニューアルがWebサイトに与える影響やリニューアルすべきサイトの特徴、注意すべきポイントなどについて解説します。

サイトリニューアル時のSEOが与える影響とは

Webサイトのリニューアルを行うと、SEOの観点からどのような影響が生じるのでしょうか。ここではサイトリニューアル時のSEOが与える2つの影響について解説します。

検索順位への影響

Webサイトのリニューアルで適切なSEO対策を行えば、検索順位を向上させることができます。

しかし、不適切なリニューアルを行ってしまえば、SEO評価が低下し、検索順位に悪影響を与える恐れがあります。ただ単にリニューアルを行えば良いというものではありません。

順位を下げてしまわないためにも、適切な方法でWebサイトのリニューアルを行うことが重要です。

直帰率やコンバージョン(CV)への影響

Webサイトのリニューアルを通じて、サイト内の導線を分かりやすくすれば、コンバージョンへと繋げることができます。

また、リニューアルでWebサイトの表示速度を速くすることができれば、ユーザーの直帰率を改善できる可能性もあるでしょう。

回遊しやすいWebサイトにするためには、リニューアル時にユーザーの目線に立って階層やコンテンツを組み込み、迷子になりにくい構成にすることが重要です。

リニューアルすべきサイトの特徴

ここでは、リニューアルすべきWebサイトの特徴を紹介します。
自社のWebサイトが以下の特徴に当てはまるのであれば、リニューアルを前向きに検討しても良いでしょう。

機能やデザインが古い

Webサイトデザインの流行はおおよそ3〜4年で推移するとされているため、4年以上前に制作したWebサイトはリニューアルを検討しても良いでしょう。

レイアウトが崩れているものなどは、早めにリニューアルすることをおすすめします。見た目の印象が悪いWebサイトは企業イメージに悪影響を与える可能性もあるからです。

また、長期間にわたってWebサイトを更新していない場合も、企業の信用問題に関わるため、注意するようにしましょう。

ページの構成が複雑化している

度重なる情報の更新などでページの構成が複雑になっているWebサイトは、リニューアルを前向きに検討しましょう。

コンテンツが雑然としていると欲しい情報がすぐに見つからないため、ユーザーの離脱に繋がります。長年Webサイトを運営していると、どうしても掲載情報や導線のリンクが多くなり、ページの構成が複雑になってしまいます。

「ここ数年リニューアルをしていない」という場合は、ページが分かりにくくなっていないか確認してみましょう。

スマートフォンに対応していない

もしも自社のWebサイトがスマートフォンに対応していないのであれば、リニューアルすることをおすすめします。スマホに対応していない場合、小さい画面では文字が見づらく不便です。スマホでWebサイトを閲覧するユーザーは増えており、スマホ対応の重要性は高まっているといって良いでしょう。

Googleアナリティクスなどのツールを活用すれば、自社のWebサイトにスマホからアクセスしているユーザーの割合を把握することができます。スマホからアクセスしている人が多いのにスマホに対応していないのはユーザビリティに反するため、早急に対応しましょう。

SSL化されていない

インターネット通信の内容を暗号化する技術(SSL)に対応していないWebサイトはリニューアルしたほうが良いでしょう。

最低限のセキュリティ対策として、SSL化は必ず対応しておきたいものです。2018年からSSL化されていないサイトは「保護されていません」とユーザーに分かる形で警告が表示されるようになりました。

そのような警告が表示されれば、ユーザーは不安を感じてアクセスをためらうかもしれません。

※Webサイトのリニューアルについてさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事もどうぞ。
ホームページをリニューアルする目的・タイミング・手順・注意点を解説 | FHスタッフBLOG | 東京のホームページ制作・Web制作会社 フライング・ハイ・ワークス

サイトリニューアル時のSEO対策で注意すべきポイント

ここでは、Webサイトをリニューアルする際のSEO対策で注意すべきポイントについて解説します。気を付けるべきことを把握すれば、リニューアルを通じて満足いく結果を得られる可能性が高くなります。

コンテンツを減らし過ぎない

Webサイトのリニューアル時にコンテンツの量を大幅に減らすと、検索エンジンの評価が低下し、検索順位が下がってしまう可能性があります。

Googleなどの検索エンジンはページに関する情報の多くをテキストから集めているため、リニューアルの際にテキストの画像化などを行う際は注意しましょう。

ページのテキストの中には、検索エンジンから高く評価されている単語や文章が含まれていることが少なくありません。リニューアル時に高く評価されている単語や文章を削除してしまうのは、非常にもったいないことです。

内部リンクを減らし過ぎない

Webサイトの内部リンクを減らし過ぎると、検索順位に悪影響が生じる可能性があるため、できるだけ減らさないことが望ましいといえます。

内部リンクはページ同士の関連性を示すだけではありません。重要なページと付随ページの関係性を適切に検索エンジンに伝える役割も果たしています。

内部リンクを減らし過ぎると、検索エンジンに重要なページとそうでないページの差が伝わりにくくなってしまいます。

robots.txtでクローラーを拒否しない

制作会社によっては、Webサイトの構築時にrobots.txtでクローラーにインデックスしないよう記述しておくことがあります。

Webサイトのリニューアル時にその記述を放置しておくと、検索エンジンのクローラーを拒否してしまうため、サイト全体がインデックス(登録)されなくなり、順位が下がる恐れがあります。

robots.txtは、検索エンジンのクローラーに対して「サイトのどの範囲にアクセスして良いか」を示す重要な役割を果たしています。構築時にrobots.txtでクローラーにインデックスしないよう記述しておきますが、完了後は解除しておきましょう。

※Webサイトとクローラーの関係について詳しく知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。
SEO内部対策で検索結果を向上させる方法|主な対策内容を紹介 | FHスタッフBLOG | 東京のホームページ制作・Web制作会社 フライング・ハイ・ワークス

URLを変更しない/変更する場合は301リダイレクト設定を行う

URLを変更すると、検索エンジンのクローラーは全く新しいURLとして認識してしまう傾向があり、最初から評価を積み上げなくてはならなくなります。

そのため、URLは可能な限り変更しないほうが良いでしょう。どうしても変更する場合は、301リダイレクト設定を行っておく必要があります。

リダイレクトとは、URLを変更した際に、旧ページから新ページへ転送設定することです。

リダイレクトにはいくつかの種類があり、それぞれ果たす役割が異なります。例えば、301リダイレクトは永続的に新ページへ転送する場合に用います。302リダイレクトによる新ページへの転送は一時的な場合に用います。

旧ページで高いSEO評価を得ていたのであれば、301リダイレクトを使用しましょう。301リダイレクトを指定することによって、新ページは旧ページのSEO評価を引き継ぐとされているためです。

タイトル・ディスクリプション・見出しを適切に設定する

Webサイト各ページのタイトル、ディスクリプション、見出しはSEO評価に大きく影響するとされています。高いSEO評価を得るためには、それらを適切に設定する必要があります。

タイトル、ディスクリプション、見出しといった各ページの設定を個別に入力するのか、共通のルールを用いて設定するのか事前に決めておくことによって、効率的なSEO対策を行えるでしょう。

リニューアル後に手作業で膨大な数のコンテンツを修正するのは手間がかかるため、最初からSEOに与える影響を理解したうえでリニューアルを行うようにしましょう。

「キーワードタグ」というタグもありますが、こちらはSEOには加点されません。キーワードタグを使用しない制作会社もあるため、キーワードタグを入れたい場合は、事前に確認しておきましょう。

XMLサイトマップを設置

Webサイトのリニューアルを行う際は、検索エンジンのクローラーにページが更新されたことをいち早く伝えるため、XMLサイトマップ(sitemap.xml)を送信する必要があります。XMLサイトマップは、サイト内のページ情報を記述したXML形式のファイルで、検索エンジン向けにサイト内のコンテンツ内容を伝える役割を果たします。

XMLサイトマップを作成するなら「sitemap.xml Editor」「Xml-Sitemap.com」のようなサービスを活用するのが良いでしょう。検索エンジンがサイト内のURLを集める手掛かりとなるため、XMLサイトマップの送信はクローラビリティの改善に繋がります。

スマートフォン(モバイルフレンドリー)対応を行う

Webサイトがまだスマートフォンに対応していないのであれば、リニューアルに際して完了させておきたいものです。スマホ対応していないホームページをスマホで見た場合、PC用サイトの横幅を無理やり合わせているため、文字や画像が小さくなります。

そのため、テキストを読むときはズームする必要があるなど、使い勝手が良くありません。 BtoCユーザー向けのサイトとBtoBユーザー向けのサイトではスマホからアクセスする割合が違うため、その点に注意しましょう。

BtoCユーザー向けのサイトはスマホからのアクセス率が100%に近いものがある一方、BtoBユーザー向けのサイトは スマホからのアクセス率が30%程度の場合もあります。

Webサイトによっては、スマホのことを意識し過ぎてPCで使いにくくなってしまわないよ

う注意が必要です。

サイトリニューアルをプロに依頼するメリット

Webサイトのリニューアルは、決して自社で完了させなければならないわけではありません。Webのプロである外部の制作会社などにリニューアルを依頼する方法もあります。

ここでは、Webサイトのリニューアルをプロに依頼するメリットについて解説します。

社員の負担が軽減される

Webサイトのリニューアルを外部の制作会社に依頼すれば、費用はかかりますが自社の社員をリニューアルの作業に従事させる必要がなくなります。社員の負担が軽減されるというのは、外注の大きなメリットだといえるでしょう。

また、Webサイトのリニューアルのために社員を新たに雇おうとしても、そのようなスキルを持つ人材を採用するのは簡単ではありません。外注費用が気になるのであれば、サイトリニューアルに使える「IT導入補助金」「事業再構築補助金」などの活用を検討してみましょう。

第三者目線のアドバイスが受けられる

外部の制作会社にWebサイトのリニューアルを依頼すれば、第三者目線からのアドバイスを受けられます。自社でリニューアルする場合「伝えたいことが多過ぎて最も大切なことが訴求できていない」といった事態を招く恐れがあります。

自社サイトに思い入れがあるからといって、自社でリニューアルするのが最善とは限りません。外部の制作会社という第三者が既存のWebサイトをチェックすることによって、思わぬ課題が見つかる可能性もあります。

まとめ

この記事では、リニューアルがWebサイトに与える影響やリニューアルすべきサイトの特徴、注意すべきポイントなどについて解説しました。

時間と手間のかかるWebサイトリニューアルで失敗しないために、外部の制作会社を活用することを検討しても良いでしょう。

ホームページ制作のプロフェッショナル集団であるフライング・ハイ・ワークスにご相談いただければ、Webサイトのリニューアルに関してさまざまなご提案をさせていただきます。もちろん、SEOについても適切にアドバイスいたします。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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