2022.11.05 Web制作
システム開発 - AWS パブリックサブネットをインターネットに接続
前回は、AWS 仮想ネットワーク(VPC)の設定で、実際にAWS内にVPCサービスを使用してサブネットを二つ構築しました。現在のイメージは下記の通りとなります。
今回は、パブリックサブネット(web_drop-public-subnet-1a)に下記の設定を行っていきます。
- インターネットゲートウェイの設定
- ルートテーブルの設定
イメージとしては下記のようになります。
今後、パブリックサブネットには、Webサーバーを設置し、そこにSSHで接続(リモート接続)してOSを操作し、ApacheやPHPなどの必要なプログラムをインストールをしていきます。
この時、パブリックサブネットにあるWebサーバーは、プログラムをダウンロードするために、インターネットに接続ができる必要があります。
VPC - 現状のルートテーブルを確認
- 「サービス」から「VPC」を選択
- 左メニュー「ルートテーブル」を選択
- VPC ID列に 「~ | web_drop-vpc」の表記がある行のチェックボックスをチェック
- 下の欄で「ルート」タブをクリック
ルートテーブルでは下記のようになっています。
送信先:10.0.0.0/16
ターゲット:local
これは、10.0.0.0〜 10.0.255.255 のIPアドレスを指定した際には、自身(local)を参照する、という設定を意味します。
今回は、パブリックサブネットだけをインターネットに接続できるように設定したいので、新たにルートテーブルを作成し、それをパブリックサブネットに関連付け、さらに、それ以外のIPアドレスが指定された場合にはインターネットに接続(インターネットゲートウェイ)するように設定していきます。
この設定をすることで、パブリックサブネットは、VPCのルートテーブルとは別のルートテーブルを持つことになります。また、プライベートサブネットは、VPCのルートテーブルをそのまま継承するため、インターネットへの接続はされないことになります。
インターネットゲートウェイの設定
「web_drop-public-subnet-1a」からインターネットに接続できるようにする
利用するサービス
VPC - インターネットゲートウェイ
設定手順
インターネットゲートウェイの設定 : 名前タグ
web_drop-igw
インターネットゲートウェイの作成 をクリック
VPCに関連付け
使用可能なVPC
web_drop-vpc
- クリックすると関連付けられるVPCのみが表示される
インターネットゲートウェイのアタッチ をクリック
状態が「Attached」に変わる
ルートテーブルの設定
「web_drop-public-subnet-1a」からインターネットに接続できるようにします。
利用するサービス
VPC - ルートテーブル
ルートテーブルの作成手順
- 左メニュー「ルートテーブル」を選択
- ルートテーブルの作成 をクリック
名前 - オプション
web_drop-public-route
VPC
web_drop-vpc
ルートテーブルの作成 をクリック
ルートテーブル – サブネットの関連付け
- 「サブネットの関連付け」タブをクリック
- 「サブネットの関連付けの編集」をクリック
- 「~ | web_drop-public-subnet-1a」のチェックボックスをチェック
- 関連付けを保存 をクリック
ルートテーブルの編集
- 「ルート」タブをクリック
- 「ルートを編集」をクリック
- 「ルートを追加」をクリック
送信先
0.0.0.0/0
- 「0.0.0.0/0」は決まり事で、どのIPアドレスにも当てはまらない場合に、指定のターゲットに振り分けるという設定になる。この設定が無いと、単に無視されてしまう。
ターゲット
web_drop-igw
- インターネットゲートウェイを選択するか「igw-」を入力すると表示される
変更を保存をクリック
まとめ
今回は、パブリックサブネットをインターネットに接続するための準備を行いました。現在の構成のイメージは下記のようになります。
次回は、パブリックサブネットにWebサーバーを構築していこうと思います。
文責:フライング・ハイ・ワークス代表 松田 治人(まつだ はるひと)
会社では、Laravelを中心としたエンジニアとして働いており、これまでに50本以上のLaravelによるWebアプリケーションの構築や東京でホームページ制作をしています。
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