2024.10.18 Web制作
外注するときのSEO対策費用とそのメリット
自社サイトのSEO対策を外部の会社に外注するには、どれくらい費用がかかるのでしょうか。
あらかじめ費用相場が分かっていた方が安心しますよね。
できるだけ費用は抑えたいものの、成果が出なければ意味がないので、「とにかく安い会社に依頼しよう」という考え方は、あまりおすすめできません。
この記事では、SEO対策を外注するときの費用について解説します。
自社サイトのSEO対策を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
施策内容によって異なるSEO対策の費用相場
外部の会社にSEO対策を依頼するときの費用は、どのような施策を行うかによって変動します。
ここでは、さまざまなSEO対策の施策を紹介し、その内容や費用相場について解説します。
内部SEO対策
内部SEO対策の費用相場は、月額10〜20万円程度だとされています。
内部SEO対策とは、サイトの構成やコンテンツを見直し、最適化することです。具体的には下記のような施策を行います。
①タイトルや見出しタグの調整
②ディスクリプションの再検討
③HTML構造の改良
④内部リンク設定の見直し
⑤画像の最適化 など
内部SEO対策の狙いは、サイト内部の構造を改良してGoogleからの評価を上げることです。Googleから高い評価を得ることによって、より上位に表示されることが期待できます。
外部SEO対策
外部SEO対策の費用相場は、月額1〜15万円程度だとされています。
外部SEO対策では、リリースを打つなど外部からのリンクを獲得できるような施策を行います。
記事の制作者が参考にしているサイトはGoogleから「信憑性が高い」と判断されるため、外部リンクを獲得することが非常に重要になります。
ただし外部リンクの売買はペナルティを受けるリスクがあるため、避けましょう。
良質なコンテンツを作り、SNSなどを活用して情報発信を行い、自然に外部リンクを獲得する必要があります。
コンテンツSEO
コンテンツSEOの費用相場は、記事1本あたり数千~15万円程度で、ボリュームや外注範囲によって異なります。
コンテンツSEOでは、アクセス数の向上を目的としたコンテンツ記事制作を実施します。会社によっては、ただ単に記事を作るだけではなく、キーワード選定や競合調査も行ってくれる場合があります。
コンテンツSEOの全てを外部に依頼する方法もありますが、後に社内で運用することを検討しているのであれば、一部を自社で行うことを検討しても良いでしょう。
予算や社内の人的リソースなどを考慮しながら、自社の状況に合ったコンテンツSEOを行います。
SEO対策をコンサルへ依頼する方法
SEO対策を依頼する先としては、web制作会社をイメージする人が多いかも知れません。
しかし、web制作会社ではなく、コンサルティング会社に依頼するという方法もあります。
コンサルティング会社にSEO対策を依頼した場合、費用相場はどれくらいになるのでしょうか。
【SEOコンサルティング】
SEOコンサルティングの費用相場は、月額10〜50万円程度であるとされています。
SEOコンサルティングでは、調査から企画まで総合的なSEO対策を行います。具体的な内容は下記の通りです。
①分析・調査・診断
キーワード調査や競合調査、Webサイト分析・診断など
②コンテンツ作成
キーワードの選定や指示書の作成など
③文書作成指示
ライティング添削や指導、タグの使い方の指導など
【SEOサイト設計コンサルティング】
SEOサイト設計コンサルティングの相場費用は、月額10〜100万円程度であるとされています。
SEOサイト設計コンサルティングでは、新しいサイトを設計するためのキーワード調査や競合調査、Webサイトの分析、コンテンツ内容の企画などを行います。
ページ数が多い大規模なサイトの場合、費用が100万円以上になる可能性もあるため注意しましょう。
SEO対策の2つの見積もりパターン
外部の会社にSEO対策を依頼するとき、費用はどのように見積もれば良いのでしょうか。
どれくらいの費用がかかるのか大まかにでも分かっていると、SEO対策の予算も組みやすくなりますよね。
ここでは、SEO対策の見積もりパターンについて解説します。
固定報酬型の場合
固定報酬型とは、SEO対策やコンサルティングの料金を固定料金で支払う方式です。月額である場合が多く、契約期間中は毎月決まった金額を支払います。
予算管理がしやすいため、長期的に施策を続ける場合は手間がかからず、便利だといえるでしょう。その一方で、たとえ成果が出なかった場合でも、決まった金額を払わないといけない点はデメリットだといえます。
SEO対策を実行する前の調査などのため、毎月の固定料金とは別に初期費用がかかる場合があるので注意が必要です。
コンテンツSEOや外部SEO対策、SEOコンサルティングは固定報酬型となる場合が多いとされています。
成果報酬型の場合
成果報酬型とは、SEO対策でなにかしらの成果が得られた場合のみ費用を支払う方法です。
たとえば、成果報酬型のSEO対策を外部の会社に依頼し、施策を実行した結果「Google検索で1位になった」という成果が出たのであれば、費用を支払います。
成果報酬型のメリットは、成果が出なければ費用を支払わないで済むという点です。しかし、成果が出たときに支払う金額は固定報酬型の費用よりも高額となる場合もあるため「SEO対策の費用を抑えられる方法」であると断言することはできません。
施策を行う前のキーワード調査などのために別途費用が発生する場合があるので、注意が必要です。
外部SEO対策をメインに行っている会社は、成果報酬型を採用していることが多いとされています。
SEO対策を外注するメリット
SEO対策を外部の会社に依頼すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、SEO対策を外注するメリットについて解説します。
工数を削減できる
SEO対策を社内で行うのではなく、外注することによって、社内でSEO対策を行うための工数を削減し、他の事業を行うためのリソースを確保することができます。
社内にSEOに詳しい人材がいない場合、その分野に強みのある人材を新たに採用したり、既存社員にSEOの教育を実施したりする必要があります。社内でSEO対策を行うというのは、決して簡単なことではありません。
SEO対策のために膨大な時間をかける代わりに、最初から専門知識を持つ会社に外注するという考え方があるでしょう。
客観的に分析し改善できる
自社でSEO対策を実施すると、自社視点での分析を行うことになり、どうしても客観的に見れなくなる恐れがあります。外注することによって、他社の事例を踏まえた客観的な視点での分析が可能になり、より質の高い改善が行えるはずです。
SEO対策を外注することで、社外の人間の視点から自社のwebサイトを見ることが可能になります。社内の人間だけでは気づけなかった問題点などが発見され、より効果的な施策を行えるでしょう。
最新のSEO対策が実施できる
SEOのプロに対策を外注することで、最新のアルゴリズムに適応した施策を実施することができます。
Googleは年に数回の大型アップデートに加え、約500回もの細かい検索アルゴリズムの変更を行っています。SEO対策において重要なのは、アップデートに対して早急に対策をとることです。
SEO対策に強い会社は、普段からGoogleの検索アルゴリズムに変化がないかをウォッチしているので、アップデートに対して迅速に適切な施策を行うことができます。SEOに関する最新の情報やノウハウを持っている外部の会社に依頼するメリットは、決して小さくはないでしょう。
SEO対策を外注するデメリット
上記のように、SEO対策を外部の会社に依頼すると、さまざまなメリットがあります。
しかし、メリットだけではなく、デメリットも存在することに注意が必要です。
ここでは、SEO対策を外注するデメリットについて解説します。
コストがかかる
SEO対策を外注するデメリットとして最初に挙げられるのは、コストがかかるということです。
総合的なSEO対策はもちろんのこと、SEO対策の一部だけを外注するとしても、それなりの費用が発生します。施策の内容によっては、高額になる可能性もあります。
依頼する会社によってSEO対策の費用感は変わってくるため、複数の会社から見積もりを出してもらったうえで、どの会社に外注するか決めることをおすすめします。
SEO対策のノウハウを蓄積できない
SEO対策を外注し、全てを外部の会社に任せきりにしてしまうと、自社にSEO対策のノウハウが蓄積されません。
いざ「自社でSEO対策をやってみよう」となっても、ノウハウが蓄積されていないため、非常に険しい道のりとなるでしょう。
将来的にSEO対策の内製化を想定しているなら、最終的に自分がやる業務だと考えて話を聞いておきましょう。
質の悪い外注会社も存在する
SEO対策には「これさえやれば良い」という正解がないため、会社ごとに取り組みの質や内容に大きな違いが生じてしまっているのが現状です。
ノウハウが蓄積されていない会社に依頼してしまうと、十分な効果が出ず、かけた費用が無駄になってしまう可能性があります。
また、SEO対策のやり方によっては、Googleからペナルティを受けることがあるので注意が必要です。ペナルティを課せられると、今後SEOで成果を上げることが難しくなってしまいかねません。
ノウハウが豊富なSEO会社と出会うためには、契約を締結する前の調査が欠かせません。過去の実績や口コミなどを参考にし、信頼できる会社を選ぶようにしましょう。
SEO対策を依頼する外注会社の選び方
SEO対策を行ううえで重要なのは「どのような施策を実行するか」だけではありません。
「どのような外注会社を選ぶか」も非常に重要なポイントです。
ここでは、SEO対策を依頼する外注会社の選び方について解説します。
専門知識を十分に持っているか
SEO対策を外部の会社に依頼する場合、外注先の会社が十分な専門知識を持っているか確認することが重要です。専門知識が乏しい会社がSEO対策で十分な成果をあげるのは非常に困難だといえます。
効果的なSEO対策を行うためには、webマーケティング全般に関する幅広い知識を持っていることが重要です。webマーケティング全般を得意としている会社を選ぶと良いでしょう。
SEO対策に絶対的な正解はありません。そのため「この対策を行えば必ず検索順位が上がります」など大げさなことを言う会社に依頼するのは避けた方が良いでしょう。SEOに関する十分な知識を持ち合わせている会社なら、そんなことは言わないはずです。
実績が豊富かどうか
SEO対策を依頼する契約を結ぶ前に、外注会社の過去の実績を確認しておきましょう。実績が豊富な会社は、SEO対策のノウハウが蓄積されている会社であるため、信頼性が高いといえます。
特に自社と同じ業種でSEO対策を行った実績があれば、過去の実績や経験をもとに成果を出しやすいと見て良いでしょう。
逆に、実績が少なかったり、実績を未公開にしたりしている会社には注意が必要です。しっかりとした実績があれば、それを公開しているはずだからです。
施策内容や費用は適切か
SEO対策の外注会社が提示する施策内容や費用が適切かどうか、契約を結ぶ前に必ず確認しましょう。
この記事で紹介している費用相場からかけ離れている場合、その金額に見合った費用対効果が得られるか確認することをおすすめします。可能であれば、複数の会社からSEO対策の見積もりを出してもらい、費用を比較しましょう。
契約内容に曖昧な部分があると後にトラブルの原因となる可能性もあるため、事前に施策内容を細かく確認しておくことが重要です。
大切なのはSEO対策の安さを追求することではなく、施策内容に見合った適切な金額で対策を行うことです。
まとめ
この記事では、SEO対策に必要な費用について解説しました。
外部の会社にSEO対策を依頼するときのご参考にしていただければ幸いです。
フライング・ハイ・ワークスは制作会社としてSEO会社さんと、クライアント様と3社でサイト改善のお取り組みをしていることも多くございます。
ご要望に合わせてSEO会社さんのご紹介も可能です。
SEO対策にお悩みの際は、豊富な実績とノウハウを持つフライング・ハイ・ワークスへ、ぜひお問い合わせください。
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